投票行動分析フォーラムは、本日7月12日、去る7月10日に施行されました第24回参議院議員通常選挙に関する選挙区可視化分析の速報を地図形式にて発表いたしました。
調査結果の趣旨
第24回参議院議員通常選挙は、自公与党が引き続き参議院の過半数を占める勝利となったほか、改憲勢力の議席が参議院の3分の2を超えたことが注目されました。政党別の支持を都道府県単位で分析した結果を、有権者人口を加味して得票割合で分析すると、自民党へ投票した有権者割合が「日本海側」と「太平洋側」で大きく差が出ていることが明確になりました。民進党に対する支持は北海道・東北・甲信越では引き続き強いものの、関西以西ならびに関東では支持が広がっていません。おおさか維新の会は、関西で得票割合が高いものの、その他の地域では依然として勢力拡大が不十分であることが露呈しました。(関西以外では、同党候補となった渡辺喜美氏の出身地、栃木県が唯一目立つ結果となっています)
今後、参議院議員通常選挙は、人口動態の変化によって、さらなる「合区」の導入や定数の変動が見込まれていますが、都道府県別による政党支持(獲得票数)の差が、今後の区割調整に影響を与える可能性も考えられます。(解説:選挙コンサルタント 大濱崎卓真)
調査結果(地図)
参議院議員通常選挙(比例代表) 得票割合 (※得票数 ÷ 18歳以上人口) | http://arcg.is/29xnhlN |
参議院議員通常選挙(選挙区) 得票数 | http://arcg.is/29BVPH0 |
参議院議員通常選挙(比例代表) 得票数 | http://arcg.is/29xlTj2 |
メタデータ